2015.12.13
第18回WPMC2015が、インド・ハイデラバードHITEC Cityにあるハイデラバード・インターナショナル・コンベンション・センター(HICC)にて、12月13日より16日まで開催されました。
インドで開催されるのは、2007年12月にJaipurにて開催されたWPMC2007に続いて2回目となりました。 WPMC2015はGWS(Global Wireless Summit)との併催で、20か国以上から400名以上の参加者により、多くのセッションで最新の研究発表と議論が熱心に行われました。
今回は、WPMCの基本的な理念の一つである、アジア地域での研究開発交流と若手研究者の育成を目的にSAARC(South Asian Association for Regional Cooperation:南アジア地域協力連合)加盟国からの参加者には、参加登録料の低減がなされ、現地インドをはじめSAARCの若手研究者および学生が多く参加しました。
【WPMC2015会場】
WPMC2015の会場となったハイデラバード・インターナショナル・コンベンション・センター(HICC)(正面)と隣接するNOVOTEL Hyderabad Hotel(右手)
会期中の天候は快晴で、外気温は連日34度程度でした。
12月13日の夕刻には、NovotelホテルのプールサイドでWelcome receptionが行われました。
【WPMC2015開会式典】
12月14日に開催されたWPMC2015開会式では、蝋燭で燭台に火を灯し会議の成功を祈るインドで慣習となっている式典が行われました。
式典のホスト役であるWPMC2015 General ChairのRajakumar (Director, IIT Bhubaneswar)(右から3人目), および蝋燭を燭台に灯すYRP研究開発推進協会の羽鳥光俊名誉会長(右から5番目)および情報通信研究機構の富田二三彦理事(左から3番目)。
【Cultural Program】
12月14日夕刻には、Cultural Programが開催されました。
最初は、南インドの 太鼓の一種であるMridangamが演奏され、その神秘的な響は悠久の世界に引き込まれるような素晴らしい演奏でした。
Mridangram演奏のあとには、やはり南インドの古典舞踏であるKuchipudiが舞われました。美しい民族衣装に身を纏ったダンサーの華麗な踊りは多くの会議参加者を魅了しました。
【Award Banquet】
Cultural Programに続いて開催されたAward Banquetでは、優秀一般論文賞と学生論文賞がおのおの3件発表され、YRP研究開発推進協会の羽鳥名誉会長より賞状と副賞が授与されました(写真中央)。
本式典の司会は、WPMC2015 のTPC ChairであるDr. Ashok Chandra(Former Wireless Adviser to the Government of India)でした。
【WPMC Steering Board Meeting】
WPMC2015の会期中の15日のセッション終了後に、WPMC Steering Board Meetingがパーク ハイアット・ ハイデラバードで開催されました。
WPMC Steering Board のCo-chairはProfessor Ramjee PRASAD、YRP連携研究所代表理事でYRP研究開発推進協会副会長でもある大森慎吾、および今井秀樹東京大学名誉教授ですが、今井秀樹名誉教授の退任の意向を受けて、原田博司京都大学教授が選任されました。
また、来年のWPMC2016は中国深圳市で、再来年のWPMC2017はインドネシアのBaliで開催されることが決定いたしました。
【WPMC2016】
第19回となるWPMC2016は中国の深圳市で2016年11月13日から16日までの予定で開催されます。ホスト機関は、北京郵電大学です。
WPMCが中国で開催されるのは、はじめてとなります。General Chairは同大学のProfessor Ping Zhangです。
多くの方々の論文投稿と参加をお待ちしております。すでに以下のWEBサイトに情報が掲載されていますので、ご参照ください。http://www.wpmc2016.org/
【WPMC2017】
第20回となるWPMC2017は、2017年12月17日ー20日の予定で、インドネシアのバリ島で開催される予定です。
【スナップ】