かながわ医療機器レギュラトリーサイエンス・コンソーシアム

 「かながわ医療機器レギュラトリーサイエンス・コンソーシアム」とは、横浜国立大学の河野隆二教授(当時)が2014年9月に立ち上げた「医療機器レギュラトリーサイエンス・センター」の中核を担う組織である。
 医療機器レギュラトリーサイエンス・センター(以下、医療機器RSセンター)は、2011年に国の指定を受けた「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」の取り組みの一環として、神奈川県が横浜国立大学に委託した事業である。先端的な医療機器の薬事承認に必要な安全基準などの解析や評価、申請手続きを研究開発段階から支援するとともに、そこに向けた人材育成も支援する。実施期間は2014~2018年度の5年間であった。
 河野隆二教授の横浜国立大学の退官にともない、「かながわ医療機器レギュラトリーサイエンス・コンソーシアム」は一般社団法人YRP国際連携研究所へ移管され現在に至っている。河野隆二理事(横浜国立大学名誉教授)は、引き続き同コンソーシアムの会長を務め活動を牽引している。

参考資料
[1] 世界をリードする薬事承認の仕組みを日本から――デバイスラグ解消に挑む神奈川県  大下 淳一、日経デジタルヘルス、2014.08.06
[2] レギュラトリーサイエンスとは、  独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDS)かながわ