2017.11.28
2017年11月28日、YRPにて「日台次世代移動通信技術の開発と応用戦略シンポジュウム」が開催されました。主催者は、台湾⽇本関係協会科学技術交流委員会及び台湾科技部で財団法人中華経済研究院が実行機関です。台湾科技部は、毎年様々な分野で台⽇シンポジュウムを日本で開催しています。今回lは次世代移動通信分野であるため、横須賀リサーチパーク(YRP)研究開発推進協会の協⼒を得て「次世代移動通信の技術開発と応⽤戦略」と題してYRPホールにて開催されました。
今回の訪日団は、許有進科技部政務次長(科学技術省副大臣)以下12名です。 訪日団は、29日にはYRPのNICTワイヤレスネットワーク総合研究センターおよびドコモR&Dセンターを訪問し、最新の研究開発成果を視察、意見交換をおこないました。さらに、30日は、仙台へ移動して東北大学里見総長への表敬訪問、意見交換および電気通信研究機構での加藤寧教授・機構長、中沢正隆教授らと最新の研究開発成果や今後の連携について意見交換をしました。東北大訪問については、東北大学ニュース(2017.12.5)をご覧ください。さらに、東北大学キャンパスにあるNICT耐災害ICT研究センターを訪問し、5Gや災害通信技術の最新研究について意見交換をしています。仙台から東京へ移動後の12月1日には、NICT本部(小金井市)を訪問し、移動通信関連分野の研究成果を視察するとともに多くの研究者と意見交換を行いました。
●日台次世代移動通信技術の開発と応用戦略シンポジュウム(YRPホール)
本シンポジュウムでは、許有進(Hsu, Yu-Chin) 台湾科技部政務副⼤⾂ の主催者挨拶および甕昭男YRP 研究開発推進協会会長の共催者挨拶のあと、⽇本と台湾におけて移動通信研究開発分野の研究開発で活躍されている方々の成果発表が10件行われました。成果発表のあと、許副大臣が座長となり発表者10名によるパネル討論が行われました。パネリストは以下の方々です。
安達⽂幸 特任教授 東北大学電気通信研究機構
王晉良 教授 国⽴清華⼤学電気⼯学学科と通信⼯学研究科
関宏之 シニアマネージャー 富⼠通株式会社 ネットワークプロダクト事業本部次世代ソリューション統括部
張麗鳳 顧問 経済部5Gオフィス技術長、財団法⼈⼯業技術研究院(ITRI)
中村武宏 室⻑ 株式会社NTT ドコモ先進技術研究所5G 推進室
岡⽥昇 マネージャー 聯發科技株式会社
⽯津健太郎 研究マネージャー 国⽴研究開発法⼈情報通信研究機構(NICT)ワイヤレスネットワーク総合研究センター
⾼凌志 マネージャー 中華電信研究院無線通信研究所
松永泰彦 マネージャー ⽇本電気株式会社クラウドシステム研究所
曾煜棋 終⾝講座教授 国⽴交通⼤学情報⼯学学科
YRPホールで開催された、「日台次世代移動通信技術の開発と応用戦略シンポジュウム」の様子
(左)セッションの座長をする張麗鳳 顧問 財団法⼈⼯業技術研究院(ITRI)
(右)許副大臣が座長をする、発表者10名によるパネル討論